GUEST ROOM12-1
二宮家家政婦協会・まりあ様から、「宇宙快賊キャプテンローズ」の新作・前編を戴きました♪
このお話は、前作「宇宙快賊キャプテンローズ・特別編」をお読みになった上で、ご覧下さいませ。


「宇宙快賊キャプテンローズ」特別編

早乙女×上条?パート2

【宇宙快賊キャプテン・ローズ】激情版 前編 〜大和 新たなる災難〜

                    作・二宮家家政婦協会・まりあ




《Nightmare》


「何をする、上条!」


突然、上条にベッドの上に組み敷かれ、早乙女が驚きの声をあげた。


「すいません、キャプテン…この間あんな煽情的な姿見せられてから、ずっと…

ずっと俺は貴方を抱きたかった」

「よせっ…そんな事をしたら俺はお前を許さ−−−」

「許されなくてもいい!」


早乙女の言葉を遮るように上条が叫ぶ。


「いいんです。ただ、この一夜だけでも貴方を俺のモノにできれば、

愛しています…『麗士』さん!」


「ううっ…やめろっ、上…ぐっ…、あっ、ああ〜〜っ!!」



☆★


「ま〜た、こんな夢を見ちまった…」


前回のキャプテン・ソーマ襲撃から一週間、上条は毎晩のように早乙女を強姦する夢ばかり見ている。


「確かに…今のキャプテンと俺の関係じゃ、素直に俺を受け入れてはくれないだろうから、

こんな展開の夢になるんだろうけど、それにしたって情けねえ…!

今夜だってこの人にたっぷりと愛してもらったというのに」


ベッドの隣には甘い寝息を微かに立てて目を閉じている早乙女。

上条は思わず強引に抱き寄せてみたくなるのをぐっと我慢して、

静かに愛の臥所から抜け出すと、行き場の無い身体の処理をする為に

部屋に備え付けのシャワー室へ入った。

冷たい水しぶきをいくら浴びても、心の奥底から燃え上がる危うい情熱と

早乙女への想いを冷ます事はとても出来そうにもない。


「キャプテン…俺、そのうち本当に貴方をどうにかしちまうかもしれねー…」


苦い水を口に含みながら上条は苦しげに呟いた。



その頃、彼らのライバル(笑)

キャプテン・ソーマの所でも大変な事態が起きていた。


今やすっかり彼とラブリーな恋人同士になった大和が、買い出しに行った先で

またもや敵に捕らえられてしまったのだ。


今度の相手は数十隻の艦隊を率いる超巨大宇宙戦艦【Trick Star】の艦長、

敵味方問わず安くて新鮮な食料品から大人の玩具、超高性能の武器まで

様々な物を手広く売りさばいているだけではなく、

学校経営、お悩み相談、闇の仕事人の元締めなど、手広く事業を展開し、

人々からは【愛と死の商人】と呼ばれ、喜ばれたり恐れられたりしている

謎の男【シキ】。


「大和ォっ!!」


シキから送られて来たモニターの画像には上半身裸のまま、

広い一室の中央にあるベッドに手錠で繋がれもがき苦しむ大和の姿があった。

キャプテン・ソーマの姿を映しているらしい向こうの画面に気づくと、

さぁっとその顔が青ざめ、悔しそうに涙をこらえながら、


「ごめんなさい…キャプテン、こいつが自分の船に来ればメーカー直送で、

問屋を通さない分安く買えるお菓子が沢山あるからって言うからつい…。

俺、一度でいいから『うま○棒』死ぬほど喰ってみたかったんだよう〜…うわっ!」


顔の上半分を隠す銀色の仮面を被り、鮮やかな緋色のバスローブを羽織った男、

シキが笑いながら大和の上に覆い被さると、彼の脇腹から腰骨の辺りを長い舌でくすぐり、


「だ、そうだ。キャプテン・ソーマ、君はいい趣味をしている。

彼は実に魅力溢れる少年だねぇ」


その手がベッドの上で必死に抵抗する大和の黒い学生服のズボンをずらして、

下着越しにさわさわと触れていく。


「ちくしょー、触んなってば! は…うぅ」

「おや、やめてもいいのかな?ここはもうこんなに反応してきているじゃないか…」


「よせ!テメェきたねーぞ!!」


先週、自分が上条に言われたセリフをそのままにキャプテン・ソーマが怒鳴る。


「ふっ、ではこの坊やを無事に帰してほしかったら、貴様と『仲良し』の

キャプテン・ローズと交換、といこう」

「なっ…なんだとっ?どうしてここであいつの名前が出るんだ?」

「余計な詮索はしない事だ。早くしないとこの坊やがどうなるか…

これだけ綺麗な少年なら、オークションにでも出せばさぞ高値がつくだろうねフフフ」

「やっ、やめろ。…解かった、キャプテン・ローズは必ず貴様の所へ連れて行く、

だから大和にはそれ以上指一本触れるんじゃねぇぞっ」

「いいだろう、期待しているよ。キャプテン・ソーマ」



《商業船クラブ・ダンディ艦長室にて》


「〜と、云うわけだ。、あー、キャプテン・ローズ。お前、シキの所へ行け」

「おいおい、それが人にものを頼む態度かね…まあ、君らしいが。

…しかし、大和の一大事とくれば、仕方がない、な」

「おう、行ってくれるか!」


極秘の緊急通信で艦長室のモニターに姿を現わしたキャプテン・ソーマの言葉に、

即答する早乙女の隣で、上条は驚きの声をあげ、思わず彼の二の腕を引っ張る。


「キャプテン…!いくら大和の為とはいえ、あっさりこんな奴の言いなりになるなんて、

俺は反対です。もしかしたら罠かもしれません、もう一度考え直して下さい!!」

「上条、落ち着け」

「だって…だってキャプテンっ…!」


すると、早乙女は上条の肩に手を置き、そっと自分に抱き寄せながら、


「その代わりキャプテン・ソーマ、貴様にもこちらの条件を呑んで貰う」

「いいぜ、お前に万が一の事があったなら、そこの俺好みのガタイのいい兄ちゃんを

ウチで預かれって事だろう?心配すんな、大和と共にた〜っぷりと可愛がってやるさ」


にやりと笑い掛けられて上条は背筋が芯から凍りついた。

早乙女は深くため息をついて、


「…貴様はつくづく自分に都合の良いように物事を考える人間の様だな。違うよ」

「ふん、じゃあなんだってんだ。さっさと言え」


心の底からホッとした上条だったが、早乙女の次の一言で再び地獄に叩き落とされた。


「犯らせろ」

「あ?」


「大和が無事にお前の船に帰還して、俺がシキの許から帰ったら一晩といわず、

俺が飽きるまでベッドに付き合ってもらう。これ以外の条件なら俺は動かん。

こちらとて、彼と渡り合うのは命がけなのだからな、

それなりのリスクを貴様にも負ってもらうよ」


「ぐ……!!」


青ざめた顔でわなわなと長身の体を震わせながら、言葉もなく震えていた

キャプテン・ソーマだったが、最終的にはこれに応じざるを得なかったのだった…。




シキとの合流までを数時間後に控え、先程の早乙女の発言に戸惑い肩を落す上条。


(キャプテン、奴を抱きたいだなんて、いくらなんでも酔狂すぎる。

はっ…も、もしや俺の身体に飽きたのか?いやいや、考えすぎだっ、だけどよ…)


そんな彼の心の内を知ってか知らずか早乙女は微笑みながら、ソファの

隣に座り、広い肩に手をまわすと、逞しい胸板に手を滑らせ、耳元に囁く。


「実は、俺が奴(シキ)の所にいる間…お前に頼みたい事がある。

今日のTVで午後7時から…何があるか分るか?」


静かだが、真剣な眼差しが上条に注がれていた。


「え?午後7時というと…おおっ勿論です!例の『番組』でしょう、キャプテン」

「ああそうだ、分ってくれたか。相変わらず勘が鋭いなお前は…」


週一で午後7時から放映されている『サイボーグ零零(ゼロゼロ)九条』、

謎の性犯罪組織ブラック・ホースト団と戦うサイボーグ戦士達の下半身血わき肉踊る

物語は毎回録画して観る程早乙女が楽しみにしている番組。


「俺も万全を期して予備の留守録をしておくが、まさかの事態もありえる…

後で再生した時にもし、録画されていなかったり、放送局を間違えて裏番組

なんかが、うっかり入っていようものなら大変だ」


その言葉に上条もしんみりとうなづき、


「ええ、解かりますよキャプテン。間違っている事実は変わらないのになぜか、

もう一度再生をして悲しい事実確認しちゃったりするんですよね」


「リアルタイムで上手にCMをカットしながら手動録画出来る鋭敏な反射神経を持つ

者はこの船でも唯一、“元基”、お前しかいないと俺は思っている」

「キャプテン、嬉しいっす。初めて俺の事、下の名前で呼んでくれましたね。

分りました、この俺にどーんと任せてくださいっ!」


感動に打ち震える上条の目頭からキラリと一筋の涙。


「そうか、頼もしいぞ…それと、もうひとつ俺がこの船を空ける間、

お前にはやって貰わねばならない事がある」

「なっ、何でも言ってください! あっ…」


柔らかな唇に含まれた耳たぶを熱い舌先でなぶられ、胸元から下腹部へと

伸ばされた早乙女の指先からじわりと広がってゆく快感に意識が朦朧と

なりかけながら囁きつづける艶やかな声に上条は震え、何度もうなづいていた。



《宇宙船トリック・スター、シキのプライベートルームにて》


「キャプテン・ローズ! いつもいつも俺の為に…

あんたには、何て感謝したらいいのかわかんないよ。ぐすっ」


早乙女は自分の胸に飛び込んできた大和を優しく抱きしめながら、

目の前にいるシキの方に顔を向けた。

すると、彼の仮面の下の口元がほころび、


「久しぶりだね、キャプテン・ローズ。いや、早乙女麗士。

相変わらず女子供に大人気らしいじゃないか、羨ましいものだな」


その言葉に早乙女もくったくのない笑顔で答える。


「シキ、貴方も相変わらず人が悪い。はははは」


いきなり二人の打ち解けた様子の会話。


「…え?」


呆気に取られる大和に早乙女が説明してくれた。


「教えてあげよう、大和。表向きでは彼とは敵同士…と、云う事になっているんだが、

実はもともと宇宙マフィア壊滅の志を共にした同胞なのだよ。

最も、色々遭って彼のやり方疑問を持った俺とは現在は一線を引いてはいるがね、

今でも裏では色々協力してもらっているんだ、俺達が裏で繋がっている事実を公には

出来ないものだから、彼はいつもこんな強引なやり方で俺を呼び出したりするのさ」


「と、いうわけで、この件に関しては済まなかったな。大和君」


シキがにっこりと微笑んだので、大和は胸をなでおろし、


「ふうん… そうだったのか。もう、驚いちゃったよー。

じゃあ、俺はこのまま帰っていいんだね、ああ、よかった♪

それじゃ、シキにキャプテン・ローズ、機会があったら、またねっ」


云いながら彼が床に落ちていた制服を拾おうとしたその時、


「まだお家へ帰るのには早いよ、子猫ちゃん」


シキがいきなり大和の腕を掴むと、後ろへねじ上げ、素早く彼の下着の中へ手を入れた。


「うわっ、いきなり何すんだよう」

「シキ、いったい…?!」


静止しようとする早乙女の前に差し出されたのは、下着から引き抜かれたシキの長い指。


「これだよ」


その指に挟まれた金属性の高性能マイクロチップが

高い天井の照明に黒く鈍い光を放った。



キャプテン・ローズ 激情版 挿入歌 


    【大和SOS】

    麗士は素敵な ホスト長 
 
    誰もが憧れる 薔薇の君  

    いつも 大和がピンチの時は 必ず助けてくれる

    愛と性技の キャプテン・ローズ
    
    ご町内から 宇宙の果てまで 駆けつけてくれる

    愛と性技の 愛と性技の 

    キャプテン・ローズ


つづく。


今回も読んで頂いてありがとうございました。
そしてごめんなさい、次回後編『大和よ永遠(とわ)に』に続きます。
相変わらず読みずらいヘタレ文章と、訳の解からない展開でスミマセン。
そして次回は、もっとくだらない衝撃の事実が…!(煽っているつもりらしい)




            
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