GUEST ROOM24
沙樹耶 紫乃様より、サイト・オープン一周年のお祝いとして、
「上条×早乙女」のSSを戴きました☆
「リレー小説BBS」にご投稿して下さったのですが、皆様にも
お読み頂きたいので、こちらに移させて頂きました。

「だから・・・」作・ 沙樹耶紫乃

朝と呼ぶには遅い時間にカーテンの隙間から入ってくる太陽の日差しで俺は目を覚ました。
隣で眠るこの人を起こしてしまわないようにそっとベッドに起き上がり彼の寝顔を眺める。

昨夜は無理をさせてしまったかも知れない。

平日にしては忙しかった昨夜・・・悪酔いした客の一人が俺の目の前で彼に無理やりキスをしたことに
切れた俺は、店が引けるとそのまま彼のマンションに転がり込み疲れている彼に自分の欲望を
無理やり押し付けた。
普段の彼は当然俺より客のあしらいがうまくて、何よりキスなんて日常茶飯事で客が望めば
それ以上のことも平気で俺もこの人もそれに答えるわけだし、だからキスなんて平気なはずだった。
ただ人前で堂々とキスの出来る女というものに苛立ち羨ましかった。俺もこの人も男でしかも体の関係が
あるなんてホストを仕事にしている俺たちには回りに公表できるはずがなかったから。だからこそ
彼女のとった行動とその挑戦的な瞳が癇に障ったのかもしれなかった。
そしてひどく一方的に自分の欲望だけ押し付けた昨夜。彼に自分がどこまで許されているのか
試してみたかった。

事故で両親と夢をなくしたこの俺に彼は俺の生きる場所を与えてくれた人だから。
人に認めてもらえなくても隣に並ぶことを許してくれたあの日から彼は俺の中で一番大切な人だから。

彼が目を覚ましたら最初に言おう・・・

愛してる・・・悦史さん・・・貴方が俺の生きる場所

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