早乙女さんの話15
実は、去年の夏から、「元基×悦史」で、プール物の話は、ずっと書きたくて、構想を
暖めてきた、作品です。学校のプールは、他のエスケ・サイト様でも、「上条×大和」等で、
使われてきたので、今回は、ホテルのプールにしてみました。
ちょうど2004年アテネ五輪開催時期のアップになりました。
彼らの「熱い」夏の雰囲気を、少しでも、感じて頂けたら、嬉しいです。
「splash」 by ひいろ
ザブンッ!
派手な水飛沫を立てて、元基が美しいフォームで、飛び込むと、そのまま、クロールで、泳ぎ始めた。
水の中の元基は、陸にいる時とは、まるで別人に見える。
しなやかな体躯で、水に愛されたイルカのように、スイスイと気持ち良さ気に、50メートルプールをターンする。
まだ飛び込み台にいた、俺の元までやって来ると、水面から、顔を上げた。
「ほら、悦史さんも、早くおいでよ。スッゲー、気持ち良いからさ。」
ゴーグルを顔から外し、首の辺りまで下げると、満面の笑みを浮かべ、俺を手招く。
「そんなに、急かすな。」
「俺が、受け止めてあげようか?」
「・・こんな高さなんだから、お前、怪我しちまうぞ?」
「悦史さんに作られた怪我なら、俺にとっては勲章だよ。」
「・・その言葉に二言は無いな?」
「勿論、無いに決まってるじゃん。悦史さん・・大丈夫だから、俺の所に飛び込んでおいでよ。」
大きく両腕を広げ、俺を待ち受ける、元基の気持ちが何よりも嬉しい。
「行くぞ、元基。」
「OK!悦史さん。」
声を合図に、飛び込み台に立ち、足で板を蹴り上げ、元基に向かって、ひらりと舞い上がった。
ここには、今、俺たち以外、誰もいない。
今年の夏の『club DANDY』は、例年に無いほど忙しく、俺と元基の、同じ日程の長期の夏期休暇は、
難しそうだった。
それでも、元基と共に過ごす時間が欲しくて、旅行に行く代わりに、このプールを一日だけリザーブした。
ホテルの最上階。
南国のリゾートを想像させるように、プール脇には、鮮やかな緑の木々が植えられている。
総ガラス張りの天井から、日差しが零れ落ち、水面にキラキラと反射し、眩しいほどだ。
飲み物を注文した後、ボーイには、何かあったら、フロントに連絡すると、ここから下がってもらった。
真夏の、誰にも邪魔されない、二人きりの小さなパラダイス。
飛び込んだ俺に、元基が近付き、水中で優しく抱き止めた。
そのまま、抱き締め合い、口付ける。
口付けを交わしながら、水面に静かに浮かび上がった。
唇を離すと、自然に互いから笑みが零れる。
「まさか、本当に、やるとはな・・。」
「悦史さんにだけは、俺、嘘は付かないよ。」
「元基・・。怪我、してないか?」
「大丈夫だよ、心配性だな・・悦史さんは・・。」
「・・お前が大事なんだから、仕方ないだろ。」
自分で言った言葉に、妙に気恥ずかしくなった俺は、顔を背けると、慌しく泳ぎ始めた。
その様子を、元基は、クスクスと笑いながら、見守る。
しばらく、そんな赤くなった俺を眺めながら、やがて寄り添うように、元基も、並んでゆっくり泳ぎ出した。
一頻り泳ぐと、二人、プールの端まで寄って、壁に背中を付け、身体を預ける。
少し疲れた身体に、コンクリートのひんやりとした感触が、心地良い。
「昼間に、こんなに、のんびり出来るなんて、久し振りだね。」
「ああ。仕事の後は、いつも、寝てる時間だしな。それにしても、ここにいると、外の喧騒が嘘みたいだぜ。
周りに、これ以上のビルは無いし、まるで、天上の楽園だな。」
「ホント、日常を忘れちまいそうだよ・・だからって、天使って言うには、二人とも、筋肉付き過ぎだけどね。」
「そうか?ルネサンスの天使の彫像も、俺たちぐらいの身体つきの感じだった気がするんだが・・?」
「そう言えば、そんなの、前に美術の教科書で、見た記憶があるよ・・結構、蟹腹だったよね。
まぁ、俺たちは、天使ってガラじゃないけどさ。」
「クククッ!巨匠の作品も、お前にかかると、蟹腹か・・お前らしいな・・。」
「悦史さん・・そんなに腹抱えて、笑わないでよ。」
「すまない・・お前じゃなきゃ、出ない喩えだと思ってな・・だが、天使より、お前のほうが、何倍も魅力的だと
俺は思ってるよ、元基。」
「二人きりの時は、ホスト・モード、止してよ・・悦史さん。」
「お前に関してなら、俺の言葉は、いつもマジだぜ。」
「そんなこと言われたら、全部、本気にしちゃうよ、俺?」
「本気にしても、かまわない。お前以外に、俺が本気になることは無いんだから。」
「・・もしかして、さっき、笑っちまったの、根に持ってんの?そんな甘い台詞、照れちまうって・・。」
「言葉が信じられないなら、何度でも、体で示してやる。」
普段より過剰気味にスキンシップを図ると、元基が、苦笑いした。
「・・イテテ・・抱き締めてくれんのは、スゲー嬉しいけど、力、入れ過ぎだよ・・。」
「オーバーだな。お前が、いつも、俺にやるほどじゃないだろ?」
「まぁね・・なんだかんだ言いながら、俺の力加減、ちゃんと、わかってくれてんのが、嬉しいよ。」
「・・いつの間にか、覚えちまったんだよ。」
「また、赤くなってるね、悦史さん。」
「お前が、変なこと、言うからだろ!?」
「俺、そんなに変なこと、言ったかなぁ・・?」
戯れているうちに、フッと、元基の顔が、急に真剣なものに変わる。
俺の目を、ジッと見つめて、呟くように、小声になった。
「悦史さん、ありがとう。」
「うん?何だ、改まって・・。」
「ここを選んでくれたのって、やっぱり俺のため・・だよね?」
「俺も、ここ最近の暑さに参っていたからな・・。気分転換だよ。」
「・・そうか・・リッチな暇つぶしだよね。」
思わず笑った、元基の唇に口付けた。
「んっ・・。」
少しだけ塩素の香りがする。こんなことさえも、元基らしい気がするのは俺だけだろうか・・?
「ここなら、こんなことも出来る。」
元基の身体を抱き寄せて、俺と同じように熱を持ち始めたそこを確認するように、柔らかく撫で上げた。
「悦史さん・・あんまり大胆になんないでよ。」
「俺に、先にされるのは嫌か?」
「・・歯止め、効かなくなるから、困るんだよ。」
「今日ぐらい、思い切り、羽目、外しちまえよ、元基。俺たち二人だけなんだぜ?」
「じゃあ、お言葉に甘えて・・。」
俺を抱き締める腕に、力が篭り、口付けられた。
男同士の俺たちが、人目を気にせず、抱き合えるのが、なんだか嬉しい。
「俺たちの部屋でするのとは、また少し気分が変わるよね。」
「ああ。お前に、より近付ける気がするよ。ここは、お前の在るべき場所だからな。」
「・・俺にとっては、ここももちろん大事な場所だけど・・本当に帰るのは、悦史さんの傍だよ。」
「・・元基・・。」
「悦史さんのも、気持ち良くしてあげるよ。」
俺の手の動きに合わせて、元基の手のひらが、水着越しに、もどかしい愛撫を始める。
「っ・・あ・・。」
腰をくねらせると、それに応えて、敏感な場所を、責められた。
「ここ、感じるよね・・。」
先端を抓るように、強めに摘まれる。
「そこ・・イイ・・っ・・元基・・。」
快感が深まる呪文のように、愛する者の名を呼ぶ。
元基の指が、俺のモノの形を確かめるように、撫で上げた。
「もう、ここ、パンパンに膨れ上がってるよ・・悦史さん、水着、脱がしてもイイ?」
先端から溢れ出る、水ではない滑りを、塗り広げられる。
「んっ・・。」
吐息が唇から、零れた。
それを返事と受け取った元基が、俺の海パンの脇に、手を這わせ、膝の辺りまで、引き下ろした。
「・・俺だけに、こんな格好させる気か?」
「悦史さん・・?」
疑問顔の元基を抱き寄せると、俺も、元基の水着に手を掛け、同じぐらいまで、下ろす。
元基のモノが、勢い良く飛び出し、俺と元基自身の腹に擦り付けた。
「元気だな・・。」
「こんなに、セクシーな悦史さん、見せ付けられたら、女も濡れるって。」
「お前のほうが、何もかも、魅惑的だよ、元基・・。」
手を伸ばし、元基のモノに指を絡め、ゆっくりと扱くと、元基が、快楽に顔を歪めた。
「悦史さん・・上手過ぎ・・っ・・。」
息を乱しながら、俺のモノを擦り上げるスピードを、速めていく。
「イきそうで、イけない時の悦史さん、壮絶に色っぽくて、そそられるよ。」
「イかせろよ・・元基・・。」
俺のモノを、指で、強めに圧迫され、身悶えた。
根元を押さえ付けられ、指先で、先走りをぬるぬると塗り込められる。
「まだ、もうちょっと我慢してよ、悦史さん。」
「っあ・・マジ・・で・・イキそう・・なん・・だ・・元基。」
元基の首に腕を巻きつけ、耳元で、熱く囁いた。
「俺と一緒に・・射精しようか、悦史さん。」
体を密着させ、自分のモノと一緒に、俺の性器を握った。
水の中、お互いの吐息を感じながら、愛撫とも自慰とも言える、手淫に酔う。
元基のモノが、俺の心音と同じ脈を打つのを、手のひらで感じ取った。
「元基・・お前の鼓動を感じる・・。」
「俺も、悦史さんの熱さ、感じるよ。」
擦り上げるペースを増しながら、高まり合っていく。
「っ・・もう・・出る・・っ!・・もと・・き・・。」
「悦史さん・・俺も・・イク・・っ!」
プールの透明な水に、二人分の白濁した体液が放出された。
「後で、ボーイに、ここの掃除、頼まなきゃな・・。」
ハァハァと荒い息を吐きながら、射精の余韻を味わい、元基の身体に、凭れた。
「・・そうだね、悦史さん。ところで、こっちも、愛してイイ・・?」
「わざわざ、訊くなよ。」
俺の背中を支えていた右手が、背筋に沿って、緩やかに、双丘に滑り降りる。
節くれだった元基の指が、狭間に入り込み、俺の穴の入り口を、円を描くように、辿った。
「物欲しそうに、ヒクヒクしてる・・。」
ツプっと、元基の中指が、ゆっくり押し込められた。
内壁を探るように、指の腹で弄られる。
「元基・・水・・入ってくる・・」
「ごめん・・今日は、ここで、させて・・悦史さん。」
「謝ることないだろ、この場所で、お前が欲しいのは、俺も同じだよ。」
吐き出したばかりのはずの、俺のモノが、元基の指の愛撫に応え、また勃起し始めていた。
元基のモノは、俺のモノよりも、早く復活し、先ほどから、俺の内部に入りたいと、熱く主張している。
俺の中に指が二本、三本と増やされ、穴の中を解される。
「俺の、欲しくなって来た・・?」
前と後ろの愛撫に耐えかねて、しがみ付き、目の前にあった元基の肩を甘噛みした。
「お前ので、もっと俺を熱くしてくれよ・・元基・・。」
俺の哀願する声に、元基が頷いた。
お互いの水着を完全に剥ぎ取ると、水の浮力を使って、元基が殊更、時間を掛けて、俺の中に、挿入する。
冷たい水温と、熱い元基の体温が、体の中で交じり合い、新たな情動を生む。
「凄い・・もと・・き・・っ・・。」
バシャバシャと、二人の体が揺れながら、派手な水音を立てた。
濡れた音は響かないが、この元基のテリトリーとも言えるこの場所でのセックスに、身体が酷く興奮した。
「あれ・・?悦史さん、もしかして、いつもより感じてる?」
元基が、俺の身体の僅かの変化を感じ取ったようだ。
俺により意識させるように、体内の元基のモノが、内壁をずるりと擦り立てた。
「・・こら・・急に動くな・・っ・・。」
「悦史さん、中、スゲーよ・・ピクピクして、俺のほうが、搾り取られてるかも・・。」
「・・バカ。・・したいように、やってんのは、お前だろ・・元基。」
俺が照れて、横を向くと、元基の俺を抱き締める腕に、グッと力が篭った。
「悦史さんが、もっと気持ち良くなってくれるなら、水ごと、抱き締めてあげる・・もっと俺だけに感じて・・。」
熱いのか冷たいのか、段々、自分の感覚すら、曖昧になるほど、元基の揺さぶりに身も心も酩酊させられる。
「んぅ・・元基・・。」
繋がり合ったまま、互いの唇と舌を貪り合う。
蠢く舌に合わせるように、元基が腰の動きを早めた。
「・・悦史さん・・そんなに中、締められたら、俺、先に出ちまう・・っ・・。」
耳元で荒い呼吸を繰り返しながら、元基が訴えかけた。
二人で、上り詰め、高まり合う感覚が、たまらない。
「俺より、先にイクな・・元基。」
元基の形と硬さを、自分の内壁で、しっかりと感じるように、そこに力を篭めた。
「悦史さんの中を俺の精液で満たしたい。」
熱い眼差しと淫猥な言葉に、背筋をピリッと快感が貫く。
指で、元基のモノを受け入れている穴を擦られた。
卑猥な仕草に、さらに快感が強まる。
結合が、より深まるように自ら足を上げ、身体を捻る。
元基の手のひらが、俺のモノを包み込み、射精を促す。
「・・あ・・出ちまう・・元基・・!」
「俺、いつもより、一杯出しちまう・・っ・・。」
身体を震わせ、元基の手に、ビュルビュルと体液を吐き出すのと、ほぼ同時に、言葉通り、元基のモノも、
俺の中で、最大まで膨れ上がり、ドクドクと濃厚な汁液を打ち込まれた。
身体を少し動かしただけで、まだ抜き取られていない元基のモノを伝って、ジワリと、中出しされた精液が、
溢れ出して来て、元基への愛情と性欲が、止め処なく湧いて来る。
「元基・・上で、もう一度、やらないか・・?」
「え?しても、良いの?悦史さん。」
「お前を、もっと愛したい・・。」
また勃起し始めた俺の性器を、元基の腹にグリグリと擦る。
「もっと、愛してあげる、悦史さん。」
元基の顔が近づく気配に、目を閉じると、柔らかく、瞼にキスされた。
全裸でプールから上がると、元基がテーブルに置かれた、サンオイルに手を伸ばした。
「今度は、これ、使ってみようか?ここに寝転がって・・悦史さん。」
リクライニングされたデッキチェアに、うつ伏せに横たわった。
元基が、トロトロになるほど、手にたっぷりとオイルを零すと、俺の身体に塗り付ける。
丁寧に愛撫するように、背中全体をオイル塗れにすると、脇から手を滑らせ、俺の乳首を摘んだ。
「んぅ・・そこ・・ヌルヌルにしろ・・。」
「悦史さん・・その声、エロ過ぎ。」
乳輪の突起を、濡れた指先で、クルクルと、擽られる。
「それ・・いい・・っ・・。」
「今度、ここ、俺の精液塗れにしてあげるよ・・そのほうが、もっと感じるでしょ?悦史さん。」
そうされている姿を想像して、既に勃起済みの俺のモノが、ズキズキと痛むほど、反応する。
「・・お前のほうが、厭らしい・・。」
振り返って睨み付けると、元基が不敵に微笑んだ。
「悦史さんが、好きだから、アンタが気持ち良くなることなら、俺は何だって、やるよ。」
「元基・・。だったら、もう、くれよ・・。」
膝を立て、腰が上がる形になり、自分の穴を指で広げて誘った。
「俺の出したモノで、濡れて光ってるね・・。」
サンオイルが付いたままの手で、ぐちゅぐちゅと、俺のモノを扱きながら、元基の眼が、俺の穴を凝視する。
「そんなに、見るな・・っ・・。」
「見て欲しいから、自分で広げたんでしょ?悦史さん。俺の、溢れるぐらい、もっと注ぎ込んであげるよ・・。」
さっき、出されたばかりの元基の精液が、開いた俺の穴から、僅かに流れ出るのを感じる。
それが潤滑剤代わりになったように、穴の入り口に宛がわれた元基のモノが、俺の中に深く入り込む。
「ぅん・・っ・・お前の・・奥まで・・クル・・。」
元基が、俺の身体に激しく打ち付ける度に、ギシギシと椅子が軋んだ音を立てる。
「・・悦史さん・・ねっとりと・・俺に・・絡んで・・気持ちイイ・・。」
上擦った元基の声に、煽られる。
「っあ・・もと・・き・・っ・・。」
名前に反応したのか、元基の注挿のスピードが上がり、何も考えられなくなる。
「悦史・・愛してる・・。」
熱い声音で囁かれ、繋がり合ったまま、背中から抱き込まれた。
挿入された元基のモノの角度が変わり、一気に上り詰める。
「元基・・俺も・・愛してる・・っ!」
背後からの、獣のような元基の突き上げと発射を感じながら、俺も放った。
「ここには、ティッシュは無いからな。」
抜き取られた元基のモノに顔を寄せ、唇で触れた。
元基の驚いた顔を時々見上げながら、舌を伸ばし、精液と俺の体液に塗れた、元基のモノを丁寧に拭う。
「悦史さん・・それ、やられたら、俺、また勃っちまう・・。」
「我慢しろ・・もし、出したくなったら、全部、飲んでやる。」
俺の言葉に、元基のモノが、ビクンと、揺れた。
「・・しょうがない奴だな・・んむっ・・。」
唇を開き、元基のモノを喉深くに咥え込んだ。
ちゅぷちゅぷと、わざと音を鳴らし、しゃぶる。
「俺の・・溶けそう・・っ・・スゲー、美味そうに・・舐めるね・・。」
元基のカリの形に膨らんだ、俺の片頬を、指で優しく辿った。
その感触を確かめて、唾液を滴らせながら、口中から、元基のモノをゆっくり引き抜いた。
「お前のだから・・美味いんだよ。」
裏筋を舐め上げて、再び、口中に取り込むと、ドクッと、元基のモノの大きさが増した。
「んぶ・・っ・・んぅ・・。」
「もう・・出ちまいそう・・約束通り、飲んでくれる・・?」
「いい・・ぜ・・。」
元基のモノを、搾るように吸い上げた。
「っ!・・悦史・・っ。」
張り詰めた息と共に、元基の濃さを失っていない精液が、口中に射精される。
俺の顔が外れないよう、両手で頭の後ろを固定し、ビュルビュルと断続的に流し込まれる。
口内に一杯に広がる、元基の体液を味わいながら、一滴も零さないよう、ゴクッと嚥下した。
そのまま、元基のモノを、もう一度、綺麗にする。
「悦史さんのフェラしてる顔って、色っぽ過ぎて、反則だよ・・我慢なんて、出来るわけ無いじゃん・・。」
「・・だったら、これで、許してくれるか・・?・・んっ・・。」
元基の抗議する唇を、キスで遮った。
置きっ放しのトロピカルドリンクは、グラス自体は、まだ冷えてはいるものの、すっかり氷が溶けてしまった。
「どうする、もう一度、注文するか?」
「ここで、飲むのも良いけど、部屋で、ちょっと休みたいかも・・。」
「もう疲れたのか?お前の体力にしては、珍しいな。」
「・・疲れたって訳じゃなくて、この際だから、記録に挑戦しようかと・・。」
「?・・どういうことだ、元基?」
「オリンピックの季節でもあるし、三回戦は、ベッドの上でね、悦史さん。」
「っ!・・」
チュッと、耳元に、口付けられた。
意味を理解して、あっという間に、顔が赤らむのが、自分でわかる。
「いい?悦史さん。」
「・・わかったよ、お前の記録挑戦に付き合うぜ。但し、新記録にならなかったら、しばらくお預けだからな。」
「それ、ハードル、高過ぎない!?」
「目標が高いほど、お前は、燃えるだろ。」
「まぁね。悦史さんに満点、出してもらえるように、頑張るよ、俺。」
俺にウィンクをした元基の眼は、夏休みの虫捕りにワクワクしてるような、少年の純粋な瞳そのものだった。
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