早乙女さんのお話5
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皆様への感謝の気持ちを込めて、甘々でラブラブな「元基×悦史」のSS「BATH TIME」を

書いてみましたので、どうぞ、お楽しみ下さいませ。

「BATH TIME」 by ひいろ



久し振りの元基と二人一緒の休日を、のんびりと俺の部屋で過ごして、愛し合った。

カーテンの隙間から、微かに月明かりが漏れる寝室。

さっきまでの熱い抱擁の余韻に浸りながら、気だるさに身を任せ、俺はベッドに横たわっていた。


「悦史さん!これ、なんですか?」

体内の熱を冷ますために、バスルームに向かった元基から、突然、大声で、呼び掛けられた。

部屋の隅に脱ぎ捨てられたバスローブを、素肌の上に羽織り、急いでバスルームに向かうと、

洗面所の棚の前で、元基がそれを摘み上げて、見せる。

薔薇模様の透明の小さな立方体に、丸い粒が数個、入っている。

バスタブにお湯を張っている間に、見つけたようだ。

「ああ、それか。店のお客様に戴いたんだよ。最近、女性達の間で、これが流行ってるらしい。

なんでも、女性向のファッション誌で扱われるぐらいの人気だとか。」

「へぇ・・。どういうものなの?」

「毎日続けて飲むと、口や体の匂いが、徐々に薔薇の香りに変わってくるそうだよ。」

「『薔薇』だから、早乙女さんへのプレゼントって、わけか・・。」

「俺に合うと思って、贈ってくれたみたいだな。興味が湧いたんで、店から持ち帰ってきたんだ。」

「ウチの店では、早乙女さんに薔薇を贈るの、当たり前になってるからね。

貢ぎ物も、薔薇に関するものが圧倒的に多いし・・豹柄ものも、定番だけど。」

「俺と二人きりの時は、早乙女って呼ぶな・・。」

「ごめん、悦史さん。ところで、もう、飲んでみたの?」

「いや。シャワーを浴びてからにしようと、思ってた。」

「そう。悦史さんの身体から、薔薇の香りか・・。今の悦史さんでも、充分、甘い香りだけど、

それ、いいかもね。ちょっと開けてみていい?」

「かまわない。後で飲むつもりだったしな。」

小さな箱を開けると、元基はそれを一粒、手のひらに乗せ、

「俺が、悦史さんの身体を、薔薇の香りに変えてあげる。唇、開いて・・悦史さん・・。」

笑顔でそう言って、口に含んだまま、俺のほうに顔を寄せて、元基が口付ける。

「ん・・。」

舌で優しく、その粒を俺の口腔に差し入れられた。

元基の唾液の味と淡く薔薇の香りがして、静まりかけていた体の芯がまた疼き始める。

「飲んで・・悦史さん。」

唇を少し離した元基が、囁く。

「ぅんっ・・。」

その声に導かれるように、嚥下した。


「悦史さん、なんだか瞳が潤んで見えるんだけど・・?」

俺を見つめて、元基が言う。

「お前が、あんな厭らしい言い方、するからだろ・・。」

「どの言い方が・・?『飲んで』ってヤツ?

・・もしかして、俺のアレ、飲んでる気持ちになったとか?」

情欲を隠さないストレートな元基の顔と言葉に、胸の鼓動が激しくなる。

「っ・・そんなこと、言うな・・。」

「赤くなってる悦史さん、凄く可愛い・・。ほら、ここ、また俺を欲しがってるね。」

そう言って、元基の手が俺のバスローブの合わせから侵入し、熱くなり始めたそこに触れる。

「あ・・んっ・・。触る・・なって・・。」

「こんなに硬くなって、バスローブも濡らしてるのに、触って欲しくないの?」

「お前、なんで今日は、こんなに・・。ついさっき、したばかりだろ?」

「俺は、何時だって何度でも、悦史さんが欲しいよ。

それに、悦史さんの話を聞いてるうちに、なんだか、妬けちまったんだよ。

薔薇もいいけど、俺の匂いになってくれる方が、もっと嬉しい。

悦史さんの身体が、薔薇の香りになったら、きっと誰も彼もが、悦史さんに夢中になるだろうけど、

でも、俺は、それじゃ嫌なんだよ。俺だけのものでいて・・悦史さん。」

しょうがないヤツだな・・。

だが、元基がこんな風に俺を本気で欲しがってくれるのは、たまらなく嬉しい。

俺だけに向けられる独占欲・・。

「・・随分、口説き文句も、上手くなったな。」

「悦史さん仕込みだからね。でも、ホストとしての言葉で、言ってるんじゃない。」

「わかってるさ。お前の目を見れば、本気かどうかは一目瞭然だ。身体もな。」

バスローブの上からでも、俺と同じように、元基のそこが隆起しているのが、わかる。

「これで、悦史さんを愛したい・・。」

俺の片手を引き寄せて、触れさせる元基のそれも、熱く脈打っていた。

元基の体温を直に感じて、俺もそれを愛したい衝動に駆られる。

「舐めてもいいか・・?元基。」

思わず、そう言っていた。

俺がそう言うと思っていなかったのか、一瞬、驚いた顔になったが、

「悦史さんの口で、してくれるの?・・咥えて・・。」

腰にクルような声で言われ、跪いて、手で支えながら、元基のものを口に含む。

唇で扱くように、上下させたり、持ち上げて裏側から、舌で舐めてみたりしてみる。

「ふっ・・んぅ・・っはぁ・・んむっ・・。」

俺の口には、元基のものは大きいが、愛しくてたまらない。

ピチャピチャと先端を舐めると、

俺の頭に添えられていた元基の手に、力が込められたのが、感じられた。

「・・っ。悦史さん・・そこ・・いい・・。何で、こんなに・・上手くなって・・んすか・・?」

「お前・・を喜ばせ・・たい・・からだろ。」

口に含んだまま、喋ると、元基の顔が一層、快感に酔いしれてくるのがわかる。

「ヤバイって・・。俺、ホントにもう出そうだ・・!」

「さっきの言葉の仕返し。」

そう言って、元基の感じる場所を、丹念に舐める。

「悦史さん・・出ちまうって・・。」

「口に、出してもいいぞ・・元基。」

上目遣いで見上げると、

「悦史さん・・そんな眼で見つめられたら・・ダメだ・・イクっ!」

頭を引き寄せて、より深く咥えさせられた。

一段と大きさを増した元基のものから、断続的に、熱い飛沫が迸って、口の中一杯に広がる。

「ぅぐっ・・ふ・・。・・んっ。」

苦味と粘り気のある、その液体を飲み下す。

唇の端から零れてしまった滴を、元基が愛しげな瞳をして、指で掬った。

「これも、舐めとって・・。」

残滓が付いた元基の指を、そこを舐めるのと同じようにしゃぶる。

俺のその仕種に煽られたのか、元基の下半身に目をやると、出したばかりのそこが、

再び勃ち上がってきている。

「・・元基のここ、また元気になってきたな。ここで、したいのか?」

「バスルームで、やらない?悦史さん。」

「わかったよ。俺もこのままじゃ、眠れないし・・。」

まだ昂ぶった身体のままの俺は、元基の提案に賛成した。


club DANDYの客からプレゼントされた、白薔薇の芳香で噎せ返る、浴室に移動した。

ボディソープを手のひらで泡立てて、元基が背後に廻り、俺を抱きすくめて来た。

「おい・・何するんだ、元基。」

「俺が隅々まで、洗ってあげる。」

密着したまま、元基の両手が俺の身体を優しく撫で回す。

「んっ・・。くすぐったいじゃないか、元基・・。」

逃れるように、身体を捩ろうとするが、微妙な力加減で抱きしめられている。

「ここは、尖ってきてますよ?」

円を描くように、俺の乳首を元基の指がすうっと撫でる。

胸の辺りを覗き込んで、

「白い泡の中に、ほんのり赤い悦史さんの乳首が見えて、凄くエッチだ・・。」

「あ・・ぅん・・。」

摘んで擦り上げられると、痛みとも快感ともつかない刺激が走った。

「ここ、弄られるの、好きなんだよね、悦史さん・・。」

「・・こら・・ダメだって・・。」

「噛んであげたくなる・・。」

「・・あっ・・。」

されてないはずなのに、元基がそこを柔らかく甘噛みするのを想像してしまって、余計に感じる。

片手は胸にあるまま、もう一方の手が、次第に俺の下腹部へと降りていく。

「俺、悦史さんの、ここの手触りも、大好きなんだよ。」

そう言って、下腹部の茂みの辺りを弄る。

俺のものには触りそうで触らない絶妙なタイミングで、撫でていて、段々、俺は焦れてきた。

「どうしたの?腰、動いてる・・。」

「・・触って・・欲しいんだよ・・、元基。」

掠れた声で、囁くように懇願すると、

「ここを・・?」

と、トロトロと滴を零している俺のものの先端に触れてくる。

「っん・・そう・・だ・・。」

「了解。他にリクエストは?・・悦史さん。」

「スポーツじゃないんだから、そんな言い方、やめろ。」

「悦史さんが気持ち良くなることなら、俺は何でもやってあげたいんだよ。

そういえば、さっき、俺が悦史さんの中で出したもの、まだここに入ったままだったよね?」

胸を触っていたほうの手が、俺の双丘の間の窪みに伸びた。

「掻き出して欲しい?・・それとも、もっとここで、俺のを飲みたい?」

押し広げるように、指をそこに入れていく。

「・・ぅんっ・・。お・・前は・・どう・・したいんだ・・?」

「俺は、悦史さんの全てを、俺のこれだけで、満たしたいよ。」

俺を求めている元基のものが、指で広げた窪みの入り口を、擦り付けるように突付く。

「元基・・俺も、お前の全てが欲しい・・。」

濡れそぼっている元基のものに、手を伸ばして触れる。

「悦史さん、俺、バスタブの中で、セックスしたい気分なんだけど・・嫌?」

「お湯の中でか?なんだか、お前らしいな・・。だが、どうも、俺は、水が身体の中に

入ってくる感触が苦手なんだが・・。何度ここでやっても、慣れないらしい。」

苦笑して言うと、

「大丈夫。そんなこと、考える余裕もないぐらい、ちゃんと良くしてあげるから・・。

ちょっと待ってて。」

にっこりと、そう返して、熱いシャワーでお互いの身体の泡を洗い流して、元基が浴槽の中に座る。

俺の腕をそっと引いて、お湯の中で、勃っている自分自身のものを指して、

「ここにゆっくり座るようにして、自分で挿れてみて。」

「ん・・っ。」

バスタブに入り、片手で元基のものを支えて、座り込むように腰を落として、挿れていく。

体内に一緒に入り込んでくるお湯の感触に、なんとも言えない気持ちになる。

「・・あ・・悦史さんの中、お湯より熱く感じるよ・・。」

俺が奥まで受け入れたのを確認したすると、抱き寄せて、ゆっくり腰を揺すり始める。

「ぅん・・んっ・・っあん・・。」

パシャパシャと跳ねる水音と一緒に、浴室に俺の喘ぎ声が反響して、気恥ずかしい。

「悦史さんも、動いてみて・・もっと良くなるから・・。」

耳元で囁いて、元基が強めに突き上げてくる。

「・・ああ・・。ふ・・ん・・っ。」

頷いて、元基の動きとは、少しだけずらしながら、俺も腰を振ってみる。

「スゲーいいよ・・悦史さん。締め付けが、たまんない・・。」

元基の気持ち良さそうな声が嬉しくて、強弱をつけて元基のものを締める。

「・・っん・・う・・っあ・・。お前の・・硬くて・・そこっ・・!。」

時々、元基のものが、俺の性感帯を微妙に掠めて擦る。

増していく快感。

俺の表情から、それに気付いたのか、元基が俺のものに触れてくる。

「水と違うヌルヌルしたもの、出てる・・もう、イきたい?・・悦史さん。」

「・・イかせて・・くれ・・元基・・。」

俺のものを握る元基の手の上に、俺の手を重ねて、動かす。

「う・・んぅ・・イク・・っ!・・」

元基の手の感触がたまらなくて、先に出してしまった。

「俺に触らせて、先にイっちゃうなんて、ズルイよ、悦史さん。・・そんなに良かった?」

「すまない。お前のが・・あんまり良過ぎて・・。」

そう告げた途端、ビクビクと体内にある元基のものが一段と大きくなって、その形をリアルに感じた。

「・・今の悦史さんの言葉、スゲー来た・・。」

「これ以上・・大きくされると・・苦しい・・。」

「ごめん・・悦史さんの声、凄く色っぽかったからさ・・」

「俺の・・もっと触って・・今度は一緒にイきたい・・元基。」

俺の要求に応えて、元基が腰の動きのスピードを早めていく。

「悦史さん・・俺を、もっともっと感じて・・。」

腰の動きを、スライドとグラインドに巧みに切り替えながら、硬く熱いものを打ち込まれ、

心も身体も、元基と一つに溶けていく気がする。

「ぅん・・っあ・・元基・・お前の・・欲しい・・。」

「・・悦史・・さん・・俺の・・に、吸い・・付くように、絡み・・付いてきてる・・。」

「・・あぅ・・ん・・凄い・・もう・・限界っ・・元基・・。」

「んっ・・うっ・・俺も・・出るっ・・悦史さんっ・・好きだ!」

「・・っ!・・元基・・俺も・・お前を・・愛し・・てる・・。」

一瞬、目の前が白くスパークして、元基の熱いものが俺の奥に流れ込むのを感じながら、

俺もお湯の中に放出した。


「悦史さん、どうだった?」

「・・悪くなかった・・。」

「良かったって、素直に言いなよ、悦史さん?」

「・・良かったよ・・元基。」

観念した俺は、元基の耳元に、呟くように告げた。


汚れてしまったお湯を入れ直して、二人、改めてバスタブに浸かる。

向かい合って座った俺を抱き寄せて、元基がキスしてきた。

「・・ふっ・・んぅ・・。」

「飲んでから、時間が経ったからかな?悦史さんの口から、薔薇が香ってる。」

唇を離した元基が、至近距離から囁く。

「お前の唇からも、少しだけな。」

どちらからともなく、クスクスとお互いに笑いが漏れた。

「ねぇ、悦史さん。」

「なんだ?」

「寒くなって来たら、温泉でも行こうか?」

「え!?」

「露天風呂とか、いいよね。外だと開放感もあるし・・。」

「まさか、そこでもやる気か・・?」

「そりゃあ、俺としては悦史さんと色んなことしてみたいし・・。

ホントはね、夏の『楽園』のお礼に、悦史さんにプレゼントしたいんだよ。

悦史さんと普段のんびり出来る時間って、なかなかないし。」

「あの時は、俺も充分楽しんだし、元基の気持ちだけで、嬉しいよ。」

「俺からも、悦史さんに贈らせて。大好きな人に幸せな気持ちになって欲しい・・。」

元基の、俺を大事に思ってくれている気持ちが、切実な声音から伝わってくる。

「それに、俺、悦史さんとは、フェアな関係でいたいんだよ。年下だけど、それにいつも、

甘えたくない。俺は、一人の男として悦史さんを愛してるし、認めてもらいたいと思ってる。」

「そうか・・。お前と付き合うなら、スポーツマンシップが大事なんだな。

OK!じゃあ、お前がプレゼントしてくれるのを、楽しみに待っていよう。」

「そうそう。とびっきりのトコ、見つけて来るから、期待しててよ、悦史さん!」

元基の爽やかな笑顔と声に、俺も自然と顔が綻んだ。


こうして、俺たちのつかの間の休日は、あっという間に過ぎて行った。


元基と一緒なら、これからどんなに寒い季節が訪れても、きっと心も身体も温まる。

そんな確信めいた思いを、俺の心の中にそっと抱かせながら・・。




-end-






         
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